우리들의 행복한 시간

5-3

「更に殺せなかったことが恨みだ,よく食べてよく生きているやつらを,さらに殺せなかったことが悔いだ。」
記者達はこの社会の貧富の格差と金持ちたちの贅沢と放縦(わがまま)がこの事件の背景だと話していた。そうでありながらそうだとしてもこれらの憎悪心はひどく歪められていると話していた。人を殺してさらに殺せなかったことが悔いだとあえて言い捨てる彼の大胆不敵さに記者達が衝撃を受けた様子だった。このような者はどうしても死刑という極刑に処し日に日に恥知らずになっていく犯罪者達に警鐘を鳴らさなければならないとこの世をよく分かる学者たちと専門家たちが一言ずつ話していた。私は残ったウイスキーを大きな杯に注いだ。私は想像の中で彼にナイフを握らせてあげて見た。彼が私を殺そうと私を強姦しようとして私を人質にしたならば,杯を掴んでいる腕に太い鳥肌が現れた。多分私はそのナイフを奪い,彼を殺すことだろう。その日以降こんな考えはいままで一度もしたことがなかったけれど実は私が長い間その考えをしていたのだということを今になってはじめて気づいた。だからこの社会の全ての問題を分かる人たちが話すとおり,私があいつのナイフを奪い,じっとしていよう,私が今こいつを殺したら明らかに死刑宣告を受けること,だから殺すのをやめよう,という考えをするだろうか,まず間違いなく手段と方法を選ばず彼が握っていたナイフを奪い彼を殺すだろう。ただしその人間を私が想像できるもっとも残忍な方法で殺すだろう。ずっと前の私であればそんなことはなかったと思うが今の私はそれができると思った。なぜならその時私は何もわからない少女だったけれど今は私ひとり死ぬことくらい何でもないという考えを長い間考えてきた人だからだ。
その時電話のベルが鳴った。モニカおばさんだった。家に帰ったのかと聞いておばさんは日が変わったらすぐに再びソウル拘置所に行こうと言った。私は答えることはできなかった。どうしてこともあろうに少女を強姦したやつなのかと聞きたかった。おばさん本当に彼の犯した罪を知らないのだろうか。
「ユジョン,そして私とひとつだけ約束しよう」
「また何?」
私は無愛想に答えた。急いでがぶ飲みした酒が鼻の上にアルコールの匂いを垂直に吹き上がりしゃっくりがしきりに出ようとしていた。電話機の向こうの状態がモニカおばさんでなかったらそう,おまえ一人で聖女になれ,一人で教会へ行けといってくだを巻いていたかもしれない。
「またお酒をのんでいるのかい?」モニカおばさんが聞いた。ちがうと私は答えた。
「そう,それはよかった。1ケ月の間,私について来てくれると約束したから,それまでは死ねないと,約束しよう,私お前のおじさんに難しくお願いしたんだよ,おばさんのためにできるだろう?」
嫌だと言いたかった。そんな気持ちはないと,いっそ精神病院に入院すると言いたかった。しかしおばさんの言葉のそこにはいつも奥深いところからにじみ出てくる何かがあった。私を武装解除させてしまう何かが,たぶんそれはおばさんが私に見せてきた愛のようなものだったのか,でなければ私を抱いて泣いていたおばさんの悲しさだったのか,悲しさの仮面さえかぶっていなかったらその中にはいつもある神秘のような聖なる切なさだった。そしてそれはまともな自分のことであり,時には他人の閉ざされた門をあける鍵になることもあった。私はおばさんが私のために長い間願っていたことを感じた。私が死ぬのではないか,いやまた死のうとするのではないか,おばさんはだからここ数日のあいだ夕方と朝には私に電話をしてきたのだった。誰かが親切にこの世にいてくれることを望むと考えるやいなや心の片隅でひりひりするようなものが感じられた。傷ついた魚にまかれた荒い塩のようにひりひりと痛んだ。私がまだこの地上を旅立てないこと,全ては旅立てなく失敗のジェスチャーだけしていること,言い換えれば自殺未遂のいろいろな方法の中で本当に致命的な方法,すなわち私がアパートの15階ですぐにでも体を跳ばす方法を使わなかった理由は実はおばさんのせいであるということを,認めたくなかったけれどわかるようになったのだ。口答えをしようとしたけどしゃっくりを我慢していてそうか言葉が出なかった。
「わかった。約束したから死んでも1ケ月過ぎて約束をすっかり満たしてそうやって死ぬから」
「そう,そうやって1ケ月,1ケ月づつ過ぎ,私たちはみんな死ぬのよ,私もお前も」
私は何にも話させなかった。ようやくおばさんが死ぬという考えも1度でもしたときが無かったということを知った。おばさんが死んだら,実はおばさんがすでに70が越えたのにそれを考えて見ていない私がおかしな人間だった。それを耐えることはできないようだ。おばさんまでいなくなったら私がこの世界でいてくれることを親切に望む人がいなくなるということだ。言ってみればそれはこの世界で私が望みを置かなければならなくなる人がいなくなるということを言う。私を15階で落ちて降りることができなくすることがなくなること,初め自殺を願った高校の施設に一番最初に走ってきた私をだき抱えてくれた人,この哀れなこと,このかわいそうなこと,とおばさんは私を抱いて泣いていた。しかし万一おばさんが死ぬことを見ることになれば私は泣くこともできないようだ。
「私死にたくない,お願いして,おばさん」
私はおばさんに言った。
「そう,願いましょう。朝もして夕方にもして,おばさんも老けたよ,ユジョン,おばさんの胸にこれ以上つらくしないで,うん?もうお前も許してあげなさい,誰のためでもなくお前自身のために」
おばさんが許しなさいという言葉を出したことは初めてだった。私の方の緊張が感じられたのかおばさんは少しためらってからまた話した。
「これ以上その事実をお前の人生の主人公にするなという話だ。その子がお前のこころの中に支配していたその部屋をもう抜けて,部屋から抜けなさいということだ,15年くらい過ごしたらもう全てのことが自分の責任になるのだよ,お前ももう30じゃないか」
おばさんはお前も30だという言葉を15歳の子どもに言うように話した。私は答えなかった。
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by hiroharuh | 2008-06-08 09:36 | 韓国語小説読書中!


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